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「発電システム異常なし。マイクロウェーブ送電良好。」
「出力8500ギガワット・パー・アワー」
「825発電システムのムサイ、下がれ! 影を落とすと出力が下がる」
という会話から、ソーラ・レイ・システムの原理に推察がつく。
太陽光発電エネルギーをマイクロ波に乗せて結集、
莫大な電力でコロニー内に充填したガス分子を励起させて発光、
「臨界透過膜と偏光ミラー」を使って一方向に集中させたものだ。
TV版ではこれが直径6キロの「コロニー・レーザー」とは明言していないが、
レーザーとはコヒーレント光といって光の位相を整えて誘導放出したものなので、
用語から連邦軍が使った反射光と同じ原理ではなく、
レーザー砲ということが推測できるのである。
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